半月と硝子のブイ

so-net 『半月と硝子のブイ』の再開

岸辺のアルバム

又一人、昭和の名女優が逝ってしまわれた…

思えば「岸辺のアルバム」は初めてシリアスな大人の世界や社会性の高いドラマという物に触れた作品だった。その後、好んで山田太一倉本聰の作品を観た気がする。

数年前、映画館で観た「ディア・ドクター」での彼女に親の先々、しいては自分の行く末をも重ねて観ていたけど、
何よりも…影を隠しつつも明るく天然な役で「あら、そうかしら??」なんて呟く彼女に魅入る自分の或る意味マザコン的な部分に気付かせてくれる女優・八千草薫だった。

 

何歳になられても彼女の可愛いツルツルなおでことまあるい頬っぺたが、はっきりと瞼に焼き付いている。

 

似た人の居ない、唯一無二の素晴らしい女優だったと思う。

 

何だかとても寂しい。

f:id:GeminiDoors:20191028223622j:image